最新更新日2016/12/29☆☆☆
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ドント・ブリーズ(フェデ・アルバレス監督)
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ドント・ブリーズ(フェデ・アルバレス監督)
ホラーというよりもサイコスリラーといった感じの作品ですが、少しでも音を立てれば銃撃されるという設定が斬新で、思った以上に恐怖心を掻き立てられます。しかも、テンポがよくて最後までダレずに見れるのも好印象です。ただし、耳がよいという設定の割に老人が鈍感に思える場面もあり、終盤になるに連れて展開が予定調和になっていったのが、マイナス点。
死霊館 エンフィールド事件(ヴェラ・ファーミガ監督)
パトリック・ウィルソン ベラ・ファーミガ
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016-11-09
ロスト・バケーション(ジャウム・コレット=セラ監督)
サメ映画と言えば、サメが空を飛んだり、下半身がタコだったりとイロモノばかり目立つ昨今ですが、本作は今どきありえないほどの王道です。
岩礁の上で孤立したヒロイン。満ち潮で岩礁が沈むまであとわずか。そして、ヒロインを狙う巨大なホオジロザメ。
このピンチをいかに脱するかというシンプルな物語です。いまさら感満載ですが、これが実によくできているのです。的確な演出やカメラワークは場面場面の緊迫感を的確に伝え、ダレることなくストーリーを紡いでいきます。ありがちな美女対モンスターな作品の中ではかなり上位の作品だと言えるでしょう。ただ、それだけにご都合主義が急に透けて見え始める終盤の展開は賛否の分かれるところです。
アンフレンデッド(レヴァン・ガブリアーゼ監督)
ネットのいじめが原因で自殺した女子高生、ローラ・バーンズ。1年後、彼女の友人たちがskypeを楽しんでいたところにローラを名乗るアカウントが乱入し、彼らはひとりひとり謎の死を遂げていく。
映画の最初から最後までパソコンの画面が映り続け、ネット上のやりとりだけで物語が進んでいくのが斬新で独特の臨場感を生み出すのに成功しています。ただ、skpeの画面が続くので経験がない人には状況が理解しずらいかもしれません。また、登場人物が呪い殺されるシーンもskypeの不鮮明な固定カメラを通してしかわからないため、何が起きているのかはよくわからないのですが、これは恐らく狙ったものでしょう。怖さはそれほどでもなく、作品の主題もホラー描写よりも人間の本性の暴露に主眼が置かれているように感じます。見せ方の目新しさをうまく利用した良作ですが、逆に言えば、アイディアありきの作品のため、シリーズ化するとすぐにマンネリ化しそうではあります。
貞子VS伽椰子(白石晃士監督)
サメ映画と言えば、サメが空を飛んだり、下半身がタコだったりとイロモノばかり目立つ昨今ですが、本作は今どきありえないほどの王道です。
岩礁の上で孤立したヒロイン。満ち潮で岩礁が沈むまであとわずか。そして、ヒロインを狙う巨大なホオジロザメ。
このピンチをいかに脱するかというシンプルな物語です。いまさら感満載ですが、これが実によくできているのです。的確な演出やカメラワークは場面場面の緊迫感を的確に伝え、ダレることなくストーリーを紡いでいきます。ありがちな美女対モンスターな作品の中ではかなり上位の作品だと言えるでしょう。ただ、それだけにご都合主義が急に透けて見え始める終盤の展開は賛否の分かれるところです。
ネットのいじめが原因で自殺した女子高生、ローラ・バーンズ。1年後、彼女の友人たちがskypeを楽しんでいたところにローラを名乗るアカウントが乱入し、彼らはひとりひとり謎の死を遂げていく。
映画の最初から最後までパソコンの画面が映り続け、ネット上のやりとりだけで物語が進んでいくのが斬新で独特の臨場感を生み出すのに成功しています。ただ、skpeの画面が続くので経験がない人には状況が理解しずらいかもしれません。また、登場人物が呪い殺されるシーンもskypeの不鮮明な固定カメラを通してしかわからないため、何が起きているのかはよくわからないのですが、これは恐らく狙ったものでしょう。怖さはそれほどでもなく、作品の主題もホラー描写よりも人間の本性の暴露に主眼が置かれているように感じます。見せ方の目新しさをうまく利用した良作ですが、逆に言えば、アイディアありきの作品のため、シリーズ化するとすぐにマンネリ化しそうではあります。
貞子VS伽椰子(白石晃士監督)
アイアムアヒーロー(佐藤信介監督)
残穢-住んではいけない家ー(中村義洋監督)
いつもと同じ光景なのに、よく見ると茂みや建物の影から誰かがじっとこっちを窺っている。そんな雰囲気の作品です。その視線に気づかなければ単なる冗長な映画ですが、それに気がついてしまうと心の中でどんどん恐怖心が増大してきます。
そのあくまでも観客の想像力にゆだねるスタイルがこの映画の持ち味だったのですが、それだけに終盤、普通のホラー映画になってしまったのが残念です。
グッドナイト・マミー(セヴェリン・フィアラ監督)
森に囲まれた一軒家で母親の帰りを待つ双子の男の子。しかし、戻ってきた母親は整形手術を受けて顔を包帯でぐるぐる巻きにしている上に性格も別人のように変わっていた。彼女は本当に母親なのか?
母親の不気味なビジュアルに加えて、音楽もセリフも極力排した静謐で美しい映像が独特のサスペンスを醸し出す映画です。ただ、雰囲気に頼りすぎて説明不足の感があり、また、オチがわかるとそれまでの作品ではあるのでその辺りが賛否の分かれるところでしょう。
イット・フォローズ(デヴィット・ミッチェル・ロバート監督)
ゆっくりと後ろをついてきて追いつくと相手を殺すというitが不気味。itの見た目は普通の人間ですが、次々と姿を変え、気がつくと無表情で自分の後をついてきているというのはかなりの恐怖です。しかも、itは呪われた人間にしか見えないので助けの求めようがありません。助かるための唯一の方法は誰かと肉体関係を持つこと。そうすると、呪いは交渉相手に移ります。でも、その相手が死んじゃうとまた呪いが戻ってくるので、結局は無間地獄が続きます。
設定は斬新で恐ろしさもなかなかです。ただ、惜しむらくはその設定をうまく生かし切れていません。ワンアイデアのみで映画を撮っているため、展開が単調で中盤結構中だるみしますし、この呪いの連鎖からどう脱出するのかというクライマックスの部分にも納得しがたいものがあります。一見の価値は十分ありますが、全体的に非常に惜しいという印象の作品です。
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