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2016年の本屋大賞ノミネート作品が発表されましたので、その概要をまとめてみました。ちなみに、大賞発表は4月29日です。


朝が来る(辻村深月)
長年の不妊治療にも関わらず、子宝に恵まれなかった夫婦は特別養子縁組によって息子を得た。幸せに暮らす3人だったが、ある日「子供を返してほしい」という電話がかかってきて・・・。
朝が来る
辻村 深月
文藝春秋
2015-06-15


王とサーカス(米澤穂信) 『さよなら妖精』から10年。高校生だった太刀洗万智は記者になり、取材中のネパールで王族殺害事件に遭遇する。大刀洗は早速取材を開始するが、彼女が接触した宮中警備の軍人が何者かに殺されてしまう。
去年の『満願』に続いて、「このミステリーがすごい!第1位」、「文春ミステリーベスト10第1位」、「ミステリーが読みたい第1位」の3冠を達成。2年連続3冠は史上初のことです。

王とサーカス
米澤 穂信
東京創元社
2015-07-29


君の膵臓が食べたい(住野よる)
本が好きで、クラスでも目立たない存在の「ぼく」は、ふとした偶然からクラスメイトの山内桜良が不治の病に侵されていることを知る。
小説投稿サイト「小説家になろう」で発表され、2015年6月に書籍化される。その後、衝撃的なタイトルと泣けるという評判が口コミで広がり、大ヒット作に躍り出ました。
君の膵臓をたべたい
住野 よる
双葉社
2015-06-17


教団X(中村文則)
公安から身を隠し、暴力による世直しを画策する教団X。一方、自分の前から突如姿を消した女性を探すべく、青年はその教団に身を投じる。
お笑い芸人であり、芥川賞作家でもある又吉直樹氏がテレビで本作を激賞。一般向けではない難解な作品にも関わらず、ベストセラーとりました。

教団X
中村 文則
集英社
2014-12-15


世界の果てのこどもたち(西脇初枝)

戦時中に、親に連れられて高知から満州にやってきた珠子は、慣れない土地で朝鮮人の美子と恵まれた家庭で育った茉莉と出会い、次第に友情を深めていく。しかし、終戦と共に、運命は3人を引き離すのだった。
世界の果てのこどもたち
中脇 初枝
講談社
2015-06-18


戦場のコックたち(深緑野分) 第2次世界大戦中の戦火のフランスで、合衆国陸軍に所属するコックが日常の謎に挑む異色ミステリー
死と隣り合わせである戦場での日常ミステリーという趣向が目新しく、しかも、戦争小説としても一級品。それ故、
「このミステリーがすごい!」、「文春ミステリーベスト10」、「ミステリーが読みたい」などの年間ランキングでも上位に選ばれ、直木賞の候補にもなりました。

戦場のコックたち
深緑 野分
東京創元社
2015-08-29


永い言い訳(西川美和)
人気作家の津村啓は事故で妻を失うが、悲しみを感じなかったことで自分が妻を愛してなかったことに気づく。それは、妻が自分を愛していなかったことへの疑念へといたる。心の整理がつかない彼だったが、同じ事故で母を失った一家に出会うことで妻との関係を見つめ直すようになっていく。
『ゆれる』、『ディアドクター』などで知られる映画監督、西川美和氏が書いた小説。同作は著者自身の手による映画化が決定しています。

永い言い訳 (文春文庫)
西川 美和
文藝春秋
2016-08-04


羊と鋼の森(宮下奈都)※本屋大賞受賞
高校時代にピアノの調律師と出会い、その仕事ぶりに魅了された外村は、自身も調律師を目指すことを決意する。やがて、憧れの調律師と同じ会社に勤め始めた彼は、さまざまな出会いと共に成長し、理想の音を求めていく。
2015年9月に王様のプランチで紹介され、話題となりました。宮下奈都氏は繊細で美しい物語を紡ぎだす書き手ですが、未だ主だった文学賞の受賞がありません。先日の直木賞も有力候補のひとりでしたが、惜しくも受賞を逃しました。この本屋大賞で初受賞なるかに注目が集まります。

羊と鋼の森
宮下 奈都
文藝春秋
2015-09-11


火花(又吉直樹)
売れない芸人・徳永は、天才肌の神谷に憧れて弟子入りを志願する。自分の伝記を書くことで弟子入りを許した神谷は、徳永に笑いの哲学の真髄を伝えようとするが・・・。
2015年最大の話題作。お笑い芸人・又吉直樹氏の手による純文学作品で、第153回芥川賞受賞作品。発行部数239万部は芥川賞受賞作としては史上最多であり、すでにドラマ化も決まっています。
火花
又吉 直樹
文藝春秋
2015-03-11


 
流(東山彰良) 舞台は70年代~80年代の台湾。祖父が殺された事件を軸に、少年から大人へと成長していく主人公の姿を描く。
第153回直木賞作品。中国で生まれ育った祖父や台湾が故郷の母の時代を背景に虚実交えて描いた力作。直木賞の審査員からは20年に1度の傑作と激賞されました。

流
東山 彰良
講談社
2015-05-13

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